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保育園のシュリ坊のクラスにユウイチロウ君という子がいます。

皆より一回り、いや二回りくらい体が小さく、最初ユウイチロウ君を見たときは「ウサギ組」の子かな?なんて思った程ですから、ちびっこくて皆にも可愛がられています。(ウサギ組はシュリ坊の2才下のクラス)

ユウイチロウ君を小さいからってナメてはいけません

なぜならクラスで一番小さい彼は、クラスで一番気性が荒いからです。

ある日の夕方、ユーリと一緒にシュリ坊を迎えに行ったときのこと。

先生にさようならをしてクラスを出ると、後からユウイチロウ君が廊下へ飛び出してきました。

そして何やらワシらに向かってすごい剣幕でまくし立ててます。

「◎△#$%&、@!=&#〜〇◇£‰!!!!」

何を言ってるかは不明です。

ワシの横でへらへら笑ってるシュリ坊に通訳を頼むと、

「何言ってるかわかんない」とへらへらしながら答えます。

そして誰にも言いたい事を理解されないまま彼はトイレの中へと消えて行きました。

しかし彼のあのまくし立てかた、身振り手振りを見ているとジョー・ペシを彷彿とさせます。

しかもグッドフェローズのトミーです。

ニューヨークのマフィアでのし上がるトミーは仲間で一番体が小さく、一番気性の荒い男です。

誰彼構わずまくし立て、カッとなると相手をすぐに殺してしまうクレイジーなやつで、マフィアのボスも手を焼く問題児。

決してユウイチロウ君を問題児と言ってるんじゃありませんよ。

彼を見ているとトミー役を演じるジョー・ペシの演技を思い出すんです。

特にコミカルなところが

この前松葉町の食料庫マルエツでユウイチロウ君に会いました。

やはり我々に向かって身振り手振りを交え、まくし立ててます。

何を言っているかはわかりませんでしたが、拍手喝采です。

一通りまくし立て終えると、

「ママ〜〜〜〜!!」

と叫びながら走り去って行きました。

ワシ「かわえ〜な〜」

ユーリ「おもしれーな、ユウイチロウ」

シュリ坊「おもしろい」

ワシらはみんなユウイチロウのファンです。

そしてワシだけは当然、心の中で彼を「トミー」と呼んでます。

勝手に。

■■■
※あくまでイメージです。

■■■

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明けましたね。
おめでとうございます。

本年も「すずめの話」をどうぞ温かい目で見守ってやって下さいませ。

昨年は4コマ漫画「手裏タン!(シーズン1)」を公開しましたが、残り6本のお話しを今回載せますので、暇つぶしにどうぞ!

今年は昨年末から制作中の「すずめの話特別編『マケズギライ(仮)』」を早めに完成させますよ。そんで、次の短編映画の制作を始める予定です。楽しみですなぁ!

もちろん一コマ漫画も続けますので、そちらも暇な時に見てやって下さい。

本年もバ家族一同、よろしくお願い申し上げます!



【手裏タン!第8話】



【手裏タン!第9話】



【手裏タン!第10話〜最終回〜】

ついに第1シーズン最終回!
果たして第2シーズンはあるのか!? ないのか!?



1年間、ご愛読ありがとうございました!
需要があれば第2シーズンもあるかも!

すずめの話特別編「マケズギライ(仮)」
も相変わらず制作進行中!



拍手[6回]

子どもの頃、鬼ごっこなんかで遊ぶ時に自分たちよりも小さい子はハンデを付けてやり、その子らは「まめ」と呼ばれてました。

なんでも許されるんですね。鬼にもならないし。

地域によって呼び名はいろいろなようで。

「みそ」とか「みそっかす」ってのも結構多いみたいです。

あと「たらこ」とか「とうふ」とか、食べ物が多いんですかね。

昆虫系もありまして、「あめんぼ」「あぶらむし」ってのがありますね。

中には「あぶらしっこ」とかいう、虫さんのように果敢なく弱い立場であっても、正直名称として付けられたくないものもあったり無かったり。

詳しくはこちらへどうぞ。


とにかくうちでは「まめ」は次男・シュリ坊です。

休みの日などは長男・ユーリやその友達に遊んでもらっているシュリ坊。

ユーリの友達は皆面倒見が良いので、シュリ坊をいつも仲間に入れてくれてます。

当然「まめ」として皆自然にシュリ坊を扱ってるのですが、本人は何を勘違いしているのかエバってます。

すんげぇエバってるんです。

年上の子たちは優しく「シュリくん」とかいって接してくれてるのに、お兄さんたちに対して「お前」とか呼んで生意気です。

ある日、シュリ坊がお兄さんたちを引き連れて帰宅すると見慣れないズボンを履いてました。

ワシ「どうした?そのズボン・・」

ダイシくん「シュリくんオシッコ漏らしちゃったんで、履き替えさせました」

ワシ「ごめんなぁ、ダイシ」

次男「みんな、あがっていいぞ」

おい、

お前、オシッコ漏らしたあげくズボンまで履き替えさせてもらってんのに、「あがっていいぞ」だぁ? ああん?

おまえは先輩か!オモラシ先輩か!

先輩だったら良いとかそういう問題でもないな。とにかくあれだ、人に下の世話してもらってんのにエバるな!


そして一番非道い扱いを受けてるのは「クボタくん」ではないかと父ちゃんは思います。

次男「おいクボタ!ゲームやってもいいぞ!」

いきなり呼び捨てです。あきらかに目上の態度です。

ある日クボタくんは、少年時代なら誰でも一度はやるであろうオカマのモノマネで場を湧かしていました。

クボタくん「あらん、あたしもうやられちゃったわん」(スーパーマリオギャラクシー2をプレイ中)

両手でオッパイを持ち上げるような仕草でベタなオカマギャグをぶちかますクボタくん。これにはシュリ坊も大爆笑。

次男「クボタ!お前、女かよ!!

ちなみにクボタくんは小学校2年生、シュリ坊は4才(当時)のキリン組です。

こんなクソ生意気なキリン組さんに皆は一切怒ることなく相変わらず優しく接してくれてます。

ほんとみんなええ子やなぁ・・。

次男「おい、ゲームやるぞお前たち!」

ユーリの弟であることをいいことに、調子のてっぺんの登頂に成功した裸の王様。

しかし自分が「まめ」の存在であることを思い知らされる過酷なシチュエーションが下界では待ち構えているのであります。

長男「どこにする?」

リョーちゃん「第6公園は?」

クボタくん「いいねぇ!」

長男「よし、バトスピやろうぜ!」



次男「おい待ってくれ、おれは歩くの遅いんだ!」

ぺたぺたと急いで階段を駆け下りるシュリ坊。

がちゃがちゃと自転車の鍵を開け、またがると皆は走り出します。

次男「おい待て、お前ら!!おれを置いて行くな!!!」

タッタッタッ・・・

次男「おれは自転車に乗れないんだぞぉ!!」

タッタッタッ・・・

次男「まって・・・みんな・・」

タッタッタッ・・・



全力で走るシュリ坊。


お兄さんたちの移動手段は自転車です。

シュリ坊は乗れません。

だから自分の足で走って着いて行きます。

しかも諦めず絶対に着いて行くんですね。

こいつマラソン選手になれんじゃねーか?なんかインドにそんな子どもがいたぞ、年中走ってるから、いつのまにか49.195キロ完走できるようになっちゃった5才ぐらいの子ども。


それでもまあ、こんなこと書きましたけど、お互い楽しいんでしょうね。
今日もみんなで遊んでいます。


次男「うぉい!お前たち、お店屋さんごっこしようぜ!!


みんな「・・・え〜〜〜〜〜?」


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「すずめの話特別編」もコツコツ編集中!!

ビハインド・ザ・シーンをfacebookページで公開中だよ!(ちょっとだけ)

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皆さま、ご無沙汰しております。
父ちゃんです。

前回登場した「ユーリー」の謎が少しだけ明らかに!!

「ユーリー」はどこに住んでいるのか!?

「ユーリー」、実は#$%&△だ!!

「ユーリー」の弱点とは!?

どうでもいい情報満載の第7話!

ご覧下さい!!

■■■

画像をクリックすると大きくなるぞ!

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『お知らせ』

ー構想1日ー

ー準備1日ー

ー撮影2時間ー

ー制作費2万円ー



あの二人がやってくる・・・



ハリウッド騒然!

クールジャパンの急先鋒!

怒濤のノンストップ・アクションコースター!!


「すずめの話」特別編


を思いつきで制作中です。

詳しくは「すずめの話」facebookページへGO!!






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ある日次男が突然言いました。

「おれ、父ちゃんが死んだら父ちゃんのサイフを奪う!!


ワシ「・・・・・・まじ?・・・・怖え〜〜〜〜〜」


次男「だってさ、父ちゃん死んだらお金使わないからもったいないじゃん。だから奪う!!


ワシ「・・べつに奪わなくてもいいんじゃない?」


次男「奪ってガチャガチャいっぱいやる!!」


ワシ「ワシが死んだらちゃんとユーリと二人にあげるから、な?」


次男「ユーリには少し分けてやる・・・・フフ・・」


ワシ「・・・・・聞いてる?」


次男「あとポケモンのゲームと“ねるねるねるね”いっぱい買う!!」


ワシ「夢広げんなよ」


次男「そんで金持ちになってやる!!」


ワシ「お前・・・・目が怖え〜よ・・・


それに金持ちは無理だぞ。


■■■


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昨年長男が小学校へ入学しましたところ

我が家へ友達が遊びに来るようになりました。

面倒見の良いその友達たちは、次男のシュリ坊とも遊んでくれます。

でも外で遊ぶときは置いて行かれることもしばしば。

先日は母親と買い物をして帰ると、すでにユーリとその仲間たちは外へ遊びに行った後でした。

次男「あれ?ユーリは?」

ワシ「遊びに行ったよ」

次男「くそ!置いてかれた!」

ワシ「今日は家でおとなしくしてろよ」

次男「ムムムムム・・・・・」

リビングの角に置かれている地球儀の前に歩み寄ると、右手で太平洋のあたりを叩き、回転させ始めました。

次男「いったい、どこへ行ったんだ?ユーリは」

ワシ「・・・そんな遠くまで行ってないと思うけど・・」

次男「アメリカ?」

ビシッと指を指します。

ワシ「そんなところにいるわけないでしょ。それにそこは中国だぞ」

次男「ムムム・・じゃあ、イギリスだ!」

ワシ「いないよ」

次男「中国!!絶対!!・・・なんで中国って黄色いの?」

ワシ「・・・それは地球儀作った人が塗ったんだよ」

次男「スイスだ!・・・スイスってどこ?」

ワシ「だからいないよ」

次男「アフリカ!」

ワシ「そこブラジル」

次男「ここ!!(もう名前が出てこない)」

ワシ「いない」

次男「そこ!」

ワシ「いないってば」

次男「ここだ!」

ワシ「いませーーーーん」


ガチャ!!「ただいまーーー!!!」


次男「あ、ユーリ!どこまで行ってたんだ!!!」

長男「?・・・第4公園だけど・・・」

次男「チッ!そんなに近かったか!!」


・・・だから言ったでしょ


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新キャラクター登場!

ん?どこかで見たことあるぞ、こいつ。

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UMA
道央 三日目。

ワシらは朝から東へ向かいました。

天気も上々、気温も昨日ほどではなく(昨日は、くっきりとタンクトップ焼けするほどの日差しだった)、快適なドライブ日和。

目的地は「然別湖」です。

途中、川や湖を見つけては「あそこ釣れそうだな」とか「ああいう場所によく潜んでるんだよね」とか、昨日デビューしたばかりの“釣り名人”達が偉そうに講釈をたれていると、何やら雲行きが怪しくなってきました。

狩勝峠の手前です。


ワシ「ま、まあ・・この峠はいつも曇ってんだよ・・」

ジイちゃん「そ、そうだ・・・晴れてる方が珍しいんだ・・」

長男「・・・ふーん・・」


しかし狩勝峠へ近づくと、霧が出てきました。

そして、標高が上がれば上がるほど霧は濃くなるばかり。

ついには視界は10m程度、対向車はライトを点灯していないと直前まで認識できません。

山間を覆う低い雲の中に入ったようです。



ワシ「うーむ・・・どうやらこれは雲の中のようだ」

長男・次男「くも??」

ワシ「うむ。今、我々は雲の中を進んでいるのだ」

次男「ひゃっほーい!!」

ワシ「お前たち良かったな!夢が叶って!思う存分、雲をさわれ!!」

長男「うほー!!ほんとに冷たーい!!」

次男「ほんとだ!冷たい!」



いいぞ、頂上には晴れていれば見晴らしの良い展望台と茶屋があるという事実をこれで隠蔽することが出来る。知ったところで落胆するだけなのだから・・・。


ジイちゃん「お、頂上だ!うまい団子食ってくか」

ワシ「シャラーップ!!!」



峠を越え、雲を抜けてもそこはやっぱり曇り空でした。
霧雨も降ってます。

ワシ「まあ・・ゆっくり行こうよ、あっちは晴れてるかもしれないし」

途中、美術館に寄ったり(金が掛かると言ってやめた)、牧場に寄って、長男が遠くにいる馬たちをテレパシーで呼び集めたり、寄り道をしながら然別湖に到着しました。


どよ〜〜〜〜〜ん


ワシ「・・・・さむっ!」

バアちゃん「ほら、魚がいっぱいだよ!」

長男「おお、すごい!!」

遊覧船の桟橋から湖面を覗き込むと、20センチほどの魚の群れが。

ジイちゃん「ミヤベイワナだ」

残念ながら然別湖では基本的に釣りが禁止されています。

長男「釣りてーなー、ちくしょう」

それにしても天気が悪い・・・。
ここへは何度か来ていますが、こんなにどんよりとした日は初めてです。
上空を覆う雲は厚く、なんだか薄暗いし、霧雨も相変わらず降ってます。


長男「ボートに乗りたい!!」


ワシ「・・・・・・・・・・・・え〜〜?・・・」

ジイちゃん「やめておけ、こんな日に・・・」


長男「しゅっぱーつ!(聞いてない)」


ジイちゃん「ほんとに行くのか?遊覧船にしとけ」

ワシ「・・・しょうがねーよ、すぐ戻る」


結局、長男と二人で手漕ぎボートで湖へ。

2、30分ふらふらと岸の近くを漕いでいましたが、気がつくと湖の真ん中へ。


ワシ「なんか、こういう日に乗ると、けっこう不気味だな・・」

長男「なにが?」

ワシ「なんか水が黒くてさ、波も穏やかだろ?このボートの下に大きい何かが・・」

長男「何かって、なんだよ!」

ワシ「恐竜だよ、首が長いやつ」

長男「そ、そんなのいるわけないだろ!」

ワシ「おまえ、ネッシーとか知らんのか?」

長男「そ、そ、それがいたとしたら、どうなるんだよ!」

ワシ「・・・食われる」

長男「!!!」



ワシ「ある日、ちょうど今日みたいにどんよりと曇った日だったらしい。ワシらのような親子がボートに乗ってこの湖の真ん中へやって来てな・・・今いる場所だ」

長男「・・・・・」

ワシ「どうやら禁止されているミヤベイワナを釣ろうとしていたんだな。二人は糸を垂らすと、あっという間に獲物はかかった。手つかずだから、入れ食いだ」

長男「いいなぁ、そ、そんで?」

ワシ「二人はたった20分で15匹も釣ったらしい。そしてその息子が糸を垂らして数分後、また獲物がかかった。今度は大物らしく、そいつとしばらく格闘しているとボートがバランスを崩して、ひっくり返ってしまった。父親はあわてて息子を抱え、岸に向かって泳ぎ始めた。その時父親に抱えられていた息子は、岸とは反対側を眺めていたんだが、その時見たんだ」

長男「・・・なにを?」

ワシ「水中から現れた、濃い緑色の長い首だ」

長男「ゴクッ・・」


ワシ「その息子は叫び声すら上げることが出来なかった」

長男「そ、そして?」

ワシ「身体の大きさの割には小振りな頭がスッと近づいて、父親の下半身に噛み付いた。噛み付いたというよりは咥えたと言う感じだな。その怪物は息子もろとも冷たい水中へ引きずり込むんだ、バキバキと音を立てながら・・・体はバラバラにされて食べられてしまうし、食べ残しがあっても魚たちの餌になる。それにここは深さが百メートル。沈んだ死体が見つかることは無い。・・・そんな人たちが今まで何人もいるらしいぞ」

長男「ど、どうして、死体も無いのにそんなことがあったって分かるのさ!ただ船が転覆して溺れただけかもしれないじゃないか!」

ワシ「目撃者がいるのさ。ただそんな話、誰も信じないだろ?証拠は無いんだし」

長男「じゃ、じゃあ、その目撃者ってどこにいるんだよ」

ワシ「近くにいるよ」

長男「?」


ワシ「・・・・・お前のジイちゃんだ」


長男「・・・・・・・・・・・・・・・・うそでしょ?・・・」




黒い湖面は波一つなく静寂を保っています。




ゴゴゴゴゴ・・・



何やらエンジン音が聞こえてきました。

長男「あれ!」

長男が指差す先に遊覧船が見えます。

そして船の後部デッキからジイちゃんとバアちゃんが手を振ってます。

長男「おーーーーーい!」

手を振るワシら。

ワシ「ん?シュリ坊はどうした?いるか?」

長男「父ちゃん!!あれ!!」

船内を後方から前方へ走る猿のようなシルエットを発見


ワシ「あいつ、何をする気だ?」


後ろから慌てて後を追うバアちゃんと操舵手のジイさん。


ワシ「あの野郎、船を乗っ取る気だ!!!

長男「まさか!」


しかし、操舵室で舵を切ろうと操舵輪に手をかけた瞬間、後から追いついたバアちゃんと操舵手によって敢えなく取り押さえられるシュリ坊。二人の活躍により、シージャック事件は未然に防がれたのでした。

後から聞く所によると、慌てて取り押さえた後、操舵室で記念写真を撮ってやるとご機嫌でその場を去ったとのことです。




長男「ところで本当なの?さっきの話」

ワシ「ん?恐竜の話か?」

長男「うん」

ワシ「そんなもん、いるわけねーだろ」

長男「そ、そうだよね」

ワシ「ネス湖のネッシーだって大規模な調査を何度もしてるのに未だに見つからないんだから、恐竜なんていないのさ、どこにも」

長男「でも恐竜じゃない何かがいるかも知れないよ」

ワシ「ああ、そうかもな、いたら父ちゃんも見てみたいよ」

長男「うん、俺も」

ワシ「さ、帰ろう、時間だし雨で体が冷えちまった」


岸へ向けボートを漕ぎ出すと、暗い水中のその先で、ゴツリとオールに何かが当たる感触がした。


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いったい、この女、何者なのか!?

いったい、何しに来たのか!?

変な乗り物に乗った手裏タンの運命や、いかに!!

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先月の最後の週に遅めの夏休みをとりました。

とはいえ、7月の終わりにも一泊で毎年恒例の房総へも行ったのですが、、

今年の8月は暇そうだし(実際はそうでも無かったんですけど)、北海道へでも行こうということで行ってまいりました。

お母ちゃんを松葉町へ残して野郎3人、「漢まつり」です。

北海道のヘソの街にジイちゃんとバアちゃんが住んでるので、旭川空港へまず行かねばなりません。

ご存知だとは思いますが、最近は格安な航空会社がありまして、ワシらはスカイマークで行きました。

以前、仕事で利用した際に「お、意外と悪くねーぞ」と思ったのと、羽田ではなく成田から出発できるというのが良いですね!

次男のシュリ坊は北海道は初めてアンド飛行機も初めてなので、テンションも上がります。

次男「おれ、雲さわろー!くも!」

長男「窓開かないから」

次男「雲ってさわると冷たいんだってさ!!(全然聞いてない)」

ワシ「あ、そ」

次男「ねぇ知ってる?ホタテって目が80個もあるんだって!」

ワシ「・・・なんの情報だよ」

次男まめしば

ワシ「・・・・・」




旭川空港へ到着するとバアちゃんが迎えに来てました。

その足で旭山動物園へ。

長男のユーリは4回目、シュリ坊は初めてです。

バアちゃん「シュリくん、何見たいの?」

次男「・・・・・・・さる」

旭山と言えば、アザラシとかシロクマとかなのに・・・しかも「さる」とか言って範囲を広く指定してきました。

次男は入り口でもらったパンフレットにある地図を見ながら、次はライオンとか次はウサギとか言ってますが、実際にその場へ行くとチラッと一瞬その動物を見るだけで、「もう見た、次」とか言ってあっという間に園内を一周。1時間半ほどで動物園を去ることに・・。


実家へ到着して、ジイちゃんと庭のトウモロコシをみんなで収穫してその日は終わりました。


翌日。


ここヘソの街でのメインイベントは釣り。

ジイちゃんが良さげなポイントを見つけたというので、バアちゃんを置いて4人で行きました。

車で15分ほど行くと、東大の演習林があり、そこには手つかずの自然が残っています。

ジイちゃんのポイントへ着くと、熊よけの鈴と火薬の類いを持って川へ降りて行きました。



長男「よっしゃー!!釣るぞー!!」

長男が一番楽しみにしていた釣りです。

釣り堀以外での釣りは初めて。
しかも渓流釣りです。

仕掛けは簡単、竿は松葉町からわざわざ持ってきた万能竿に浮きと針が付いてるだけ。

餌は人造イクラです。


朝から来ていると思われるおじさんが何も釣れずに帰って行きました。


ワシ「本当に釣れんのか?」

ジイちゃん「わからん」


シュリ坊は完全に釣る気はゼロ。
長い棒で水面を叩きまくってます。

そんな時、ワシの足下をサッと魚影が!

ワシ「おい、ここにいるぞ!」


ユーリは駆け足でやってきて、すぐに針を投げ入れました。


間もなくすると。


長男「つ、つれた〜〜〜!!!」

小さいが、マス科の何か(たぶんニジマス)をつり上げた模様。

長男「よっしゃー!次!次!」


ジイちゃんが召使いのように針に偽イクラを取り付けます。


長男「行けぇ!!」

しばらくすると浮きがキューンと何かに引かれるように力強く水中へ沈んで行きます。

長男「よし!!」


次男「よし!!!」


ぼちゃーん!


ぼちゃーん!


長男がたらす糸の周りに、爆雷のような水柱が立ち上がります。

どうやら暇人が石を投げ入れてるようです。


次男「はっ!!」


ぼちゃーん!


次男「死ね!!」


ぼちゃーん!


長男「や〜め〜ろ〜よ〜!!!!」


ジイちゃんにその場で取り押さえられる次男。

そのままワシは50m上流へテロリストを連行して行きました。




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プロフィール
HN:
すずめ映像
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1972/02/22
職業:
映像つくる仕事
趣味:
映画みたり、絵かいたり
自己紹介:
管理人のすずめです。

松葉町に住んでます。

子どもが二匹います。

放射能が嫌いです。

よろしくお願いします。
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