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きのう、豊Pさんが死にました。
先月末に自宅で倒れ、昏睡状態が続いていましたが、
豊Pさんは、我々を置いて去って行きました。
数年前にF川さんに誘われて、ワシはテレビ番組の制作を手伝うようになりました。
その最初の番組で初めて豊Pさんと会ったのです。
会議室の中で、ずっと下ネタの冗談ばかり連発する豊Pさん。
それを聞いて笑ってるワシ。
「受けた」と喜ぶ豊Pさん。
「バカじゃねえの!」と叫ぶF川さん。
ワシは豊Pさんと気が合いました。
それからいくつもの番組をご一緒しましたし、いろいろと飲みにも連れて行ってくれました。ワシらが話をするときは半分はエロ話、残りはアニメや戦史の話。それに下らない冗談ばかりでしたが、本当に楽しかったです。
ワシとF川さんはよく豊Pさんに奢ってもらいました。
ワシらは調子に乗って、金がないときなんか、たかってましたし。
F川さんが「よし、ジジイに奢ってもらいましょうよ!」とワシと2人でよく新橋に豊Pさんを探しに行きました。SL広場の古本市がやっていれば、たいていそこにいます。しかし、それも続けば勘も鋭くなります。ワシらに捕まらないように、さっさと新橋付近から立ち去るようになりました。そんな時F川さんはこう言ったものです「ジジイ、逃げやがったな」。
豊PさんとF川さんはよくケンカもしてましたが、ワシから見ると本当に仲が良かったと思います。最近は豊PさんとF川さんが飲むことはなかったようですが、F川さんと会うと「ジジイは元気ですか?久しぶりに飲みに行きたいですねジジイと」とワシに言ってきますし豊Pさんも「あいつどうしてんの?」とよく聞いてきました。「F川さんは家に引きこもってます」と答えると、ガハハハと大笑いしながらもF川さんを気にかけていたようです。意外と繊細に気遣ってくれる人なんです。
昨年の初夏、ワシは最大のピンチに陥っていました。
数ヶ月間、仕事がほぼゼロに等しく、借金が増えて行くばかりで困り果てていたのです。それをF川さんに話すと次の日豊Pさんから電話がかかってきました。
「丁度いいのがある。明日にでも来れるか?」
その仕事は今も続いていますが、仕事量もギャラも豊Pさんの最初の思惑の半分になりました。それでもワシにとっては毎月仕事があるというだけで、どれだけ救われたことか。それでも豊Pさんは言いました。
「本当にすまないね」
そんなこと言わないでください。
ワシの息子たちや女房が食えてるのは、あなたのおかげですから。
ワシらは本当に感謝してますから。
だから、そんなことは言わないでください。
細かくワシらを気遣ってくれる豊Pさん。
自分が不甲斐無く感じます。
本当に寂しいです。
きっとF川さんも寂しがってます。
S江さんもY本さんもマリさんもみんな寂しがってます。
本当なら今日、F川さんたちと病院へ行く予定でした。
ワシやF川さんに呼吸器を付けた弱々しい自分を見せたくなかったんですか?
それともまたワシとF川さんにたかられると思って、早々と立ち去ったんですか?
心配させないようにまたワシらに気を遣ったんですか?
もう会えないなんて信じられません。
安っぽい歌詞のようですが、「さようなら」も言いたくないです。
それでもさっさと行ってしまうんですね。
豊Pさんの口癖が聞こえます。
「それじゃ、そういうことで、後はヨロピク!」

豊Pさんに頼まれて描いた本人のイラスト。「ぼくちゃんの嫌なところが表現できてていいね」といって喜んでくれました。
先月末に自宅で倒れ、昏睡状態が続いていましたが、
豊Pさんは、我々を置いて去って行きました。
数年前にF川さんに誘われて、ワシはテレビ番組の制作を手伝うようになりました。
その最初の番組で初めて豊Pさんと会ったのです。
会議室の中で、ずっと下ネタの冗談ばかり連発する豊Pさん。
それを聞いて笑ってるワシ。
「受けた」と喜ぶ豊Pさん。
「バカじゃねえの!」と叫ぶF川さん。
ワシは豊Pさんと気が合いました。
それからいくつもの番組をご一緒しましたし、いろいろと飲みにも連れて行ってくれました。ワシらが話をするときは半分はエロ話、残りはアニメや戦史の話。それに下らない冗談ばかりでしたが、本当に楽しかったです。
ワシとF川さんはよく豊Pさんに奢ってもらいました。
ワシらは調子に乗って、金がないときなんか、たかってましたし。
F川さんが「よし、ジジイに奢ってもらいましょうよ!」とワシと2人でよく新橋に豊Pさんを探しに行きました。SL広場の古本市がやっていれば、たいていそこにいます。しかし、それも続けば勘も鋭くなります。ワシらに捕まらないように、さっさと新橋付近から立ち去るようになりました。そんな時F川さんはこう言ったものです「ジジイ、逃げやがったな」。
豊PさんとF川さんはよくケンカもしてましたが、ワシから見ると本当に仲が良かったと思います。最近は豊PさんとF川さんが飲むことはなかったようですが、F川さんと会うと「ジジイは元気ですか?久しぶりに飲みに行きたいですねジジイと」とワシに言ってきますし豊Pさんも「あいつどうしてんの?」とよく聞いてきました。「F川さんは家に引きこもってます」と答えると、ガハハハと大笑いしながらもF川さんを気にかけていたようです。意外と繊細に気遣ってくれる人なんです。
昨年の初夏、ワシは最大のピンチに陥っていました。
数ヶ月間、仕事がほぼゼロに等しく、借金が増えて行くばかりで困り果てていたのです。それをF川さんに話すと次の日豊Pさんから電話がかかってきました。
「丁度いいのがある。明日にでも来れるか?」
その仕事は今も続いていますが、仕事量もギャラも豊Pさんの最初の思惑の半分になりました。それでもワシにとっては毎月仕事があるというだけで、どれだけ救われたことか。それでも豊Pさんは言いました。
「本当にすまないね」
そんなこと言わないでください。
ワシの息子たちや女房が食えてるのは、あなたのおかげですから。
ワシらは本当に感謝してますから。
だから、そんなことは言わないでください。
細かくワシらを気遣ってくれる豊Pさん。
自分が不甲斐無く感じます。
本当に寂しいです。
きっとF川さんも寂しがってます。
S江さんもY本さんもマリさんもみんな寂しがってます。
本当なら今日、F川さんたちと病院へ行く予定でした。
ワシやF川さんに呼吸器を付けた弱々しい自分を見せたくなかったんですか?
それともまたワシとF川さんにたかられると思って、早々と立ち去ったんですか?
心配させないようにまたワシらに気を遣ったんですか?
もう会えないなんて信じられません。
安っぽい歌詞のようですが、「さようなら」も言いたくないです。
それでもさっさと行ってしまうんですね。
豊Pさんの口癖が聞こえます。
「それじゃ、そういうことで、後はヨロピク!」
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豊Pさんに頼まれて描いた本人のイラスト。「ぼくちゃんの嫌なところが表現できてていいね」といって喜んでくれました。
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プロフィール
HN:
すずめ映像
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1972/02/22
職業:
映像つくる仕事
趣味:
映画みたり、絵かいたり
自己紹介:
管理人のすずめです。
松葉町に住んでます。
子どもが二匹います。
放射能が嫌いです。
よろしくお願いします。
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