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菊次郎とさき」が好きだと2回程書きましたけど、1つは陣内孝則さんが演じた菊次郎のキャラクターが本当にマンガ的で可笑しくて、大好きだということ。毎週、陣内さんの菊次郎見たさに、ドラマを楽しみにしていました。菊次郎が酒に酔って気が大きくなり大暴れする「お決まりのシーン」では心の底から大爆笑です。でも本当は気が小さく、強いものには弱くて弱いものには滅法強い、そんなダメ親爺ぶりは最高ですね。たまに見せる不器用な家族への優しさ表現ではホロリときますよ(基本的に人情ものに弱い)。そんな菊次郎を見守る「さき」や家族も良かったです。でも、そんなドラマに感情移入できる理由がもう1つあります。
原作を書いたビートたけしさんは昭和22年生まれで足立区の梅島地域の島根町の出身。そして私の母親は昭和19年生まれで梅島から荒川を渡った所に位置する同じく足立区の千住地域、千住柳町の出身です。たけしさんのお父さん、つまり菊次郎の稼業はペンキ屋。ウチの母の親父つまり私の祖父の稼業は建築屋。同じ時代に同じ地域で暮らしていた事になります。
母の子供の頃の話は、母はもちろん叔父や叔母、ばあちゃんからもよく聞いていたので、菊次郎のドラマを見ていると、そういった子供の頃に聞かされてきた世界とシンクロして見ることが出来た、というのが、また格別にこのドラマに思い入れを持って楽しめた理由なんだと思います。
当然、菊次郎とその家族達と、ウチのじいちゃんやばあちゃんではキャラクター(?)が違いますが、当時のあの地域に暮らしていた人たちは何か近い価値観というか人間性というか、同じ匂いがプンプンしてくるんです。
ちなみに私のじいちゃんの名は「亀吉」と言います。
カメのペットの名前じゃありませんよ。
明治生まれのじいちゃんですが、親が長生きして欲しいという事で名付けたんでしょう。しかし本人はひじょうに嫌だったようで、後に改名したそうです。しかし親戚中誰も改名した名前を知らず(少なくとも聞いたことがない)、残念ながら全員が亀吉と呼んでます。
亀吉は死ぬまでちゃきちゃきの江戸っ子で、江戸弁(べらんめぇ)で話してました。同じ匂いがするというのは、やはり言葉も大きいんですかね。江戸弁を聞くと何か懐かしい感覚に襲われます。ウチの母も未だに「ひこうき」を「しこうき」って言いますし。基本的にみんな口が悪いです。
ただ亀吉という人は母や親戚の話を聞くと、そうとう滅茶苦茶な人だったようです。
ばあちゃんが死んだ後だったと記憶してますが、母がボソリと「早く死ねばいいのに」と言っていたのがひじょうに心に残ってます。それがじいちゃんに対する言葉だというのはすぐにわかりました。母はいつも私にじいちゃんの非道さを語っていましたから。私にとってはいつも小遣いくれるし、やさしくて面白いじいちゃんだっただけに、母のその「死ねばいい」という言葉はショックでした。
元々口が悪いところがあるにしても、なぜ母は死ねとまで言ったのか。
今まで母から聞いてきた話からすれば理由はわからなくもありません。
その理由はとてもここには書ききれないです。
勿体ぶるつもりはありませんが、また今度・・。
■■■

ばあちゃんが死んだ後、毒づく母とそれに驚く私。

■■■


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プロフィール
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誕生日:
1972/02/22
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管理人のすずめです。

松葉町に住んでます。

子どもが二匹います。

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